寝違いの施術について
首から肩、背中はひと続きの筋肉と骨格で構成されています。
互いの連動とバランスをとり戻すのが施術の基本です。
肩や背中、首の痛みには座っているときの姿勢が大きく影響しています。
常にストレスのかかる姿勢をとっていることで、思わぬ力がかかったときに、痛みが生じます。
骨格を支えている筋肉を整え、負担を解放してあげながら、つらい痛みを取り払います。
- 寝違えて首を回せなくなってしまった。
- 部屋の掃除中、段ボール箱を上段の棚から取り出そうとして肩を痛めた。
- 座りっぱなしの体勢から向きを変えようとした際に急に背中が痛みだした。
- 起床時起き上がりの際に手を着いて体重をかけたら激痛が走った。
寝違い 肩こり治療のポイントと注意点
寝違いと肩こりは同じ筋肉や関節部を痛めていることもあり、人によっては違いが分からないこともあります。
大きく区別するポイントとしては急性であるか慢性的であるかですが、簡単に説明すると「痛めた瞬間をはっきり覚えているか」です。
寝違いの場合は首が回せない、ズキッと痛む、腫れぼったい、等が主症状です。
これに対し肩こりは凝り固まって辛い、疲労感がある、締め付けるように不快等が主症状で両者とも頭痛や痺れ、嘔気、目眩等が一段重い症状として併発します。
時には脳の病気等の緊急の手術を必要とする場合もあります。呂律がまわらない、ハンマーで殴られたような痛みがある、平衡感覚や距離感が狂っている等がみられる場合は速やかに専門医による検査、治療が必要な事もあります。
これらの確認及び運動検査で痛めた筋肉、関節を確認したら各々に適した施術を行っていきます。
炎症が強い場合等は微弱電流治療や固定等を積極的に用います。手技療法や整体法を用いて痛みを助長している周囲の部位からのアプローチを行い患部の回復力向上と安定を図ります。
肩こりの場合は来院初日からストレッチ指導も行いますが、寝違いの場合は先ず数日急性症状が落ち着くまで安静固定を優先指導します。
ポイントのまとめ
- 骨と筋肉とのつながりから根本的に痛みを緩和します。
- 傷む部分だけでなく、連なっている筋肉から原因を究明します。
- 負担のかからない正しい姿勢とストレッチ法をご指導しますm。
- 急性、慢性、病気の区別をつけておかないと危険です。
それらにより、襲ってきた痛みを根本から解きほぐします。
※施術とは整骨院における治療に相当する技術です。