五十肩のセルフケアについて

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つくば市春日・研究学園の春日整骨院です。

五十肩のセルフケアについてです。

ダルさが痛みにそして激痛になって動かない

五十肩はごく一部の特殊な状況(肩の脱臼や周囲の骨折後の固定等)を除き、時間をかけて形成されていくものです。

当初は軽い痛みと疲労感、筋肉痛かなとほっといて2〜3週後には軽い痛みと引っかかるような運動痛、さらにまァいつかは良くなるだろうと放置し続け3〜4ヵ月後には更に強い痛みと共に肩が挙がらない!

このような流れで徐々に形成されます。酷い拘縮になるまで3〜6ケ月程度時間を要するので、本来なら普段から肩や肩甲骨周囲を適度に動かしたり伸ばしたりする習慣作りで未然に防いだり、初期症状時に来院施術をする事が大切です。

進行した五十肩をセルフケアするには

先ず炎症の有無の確認

じっとしていてもジンジン痛む、腫れぼったく痛い、可動域に余裕があるのに途中の痛みで挙げられない等の症状の際は炎症を抑える事が優先です。氷嚢を用意して関節周囲の炎症部位に10〜15分程度施して下さい。これを数日繰り返し炎症を鎮めて下さい。

巻き肩緩和体操

炎症が落ち着いたら次に行うのは「巻き肩の緩和」です。巻き肩は肩関節自体が身体の前方に位置する為、今ある可動域を十分生かせず、また拘縮を助長する事になります。

上写真を参考に

①胸をはりお腹と骨盤で支えるように上体を起こす

②上腕骨の1番上から身体真ん中に指滑らせ凹みの部位に指(3〜5指)を添え肘を肩と水平に上げる。拘縮が強く水平まで挙がらない場合は可能な範囲で行います。

③指を添えた凹みを支点とし、肘を方と水平に保ちながら後方へ移動して伸ばす。これを4〜5回行う。

これにより巻き肩が緩和されるので今まである可動域が活かしやすくなります。拘縮が強く可動域運動が辛い方は先ず巻き肩緩和から行ってください。

可動域運動

巻き肩緩和体操の後に行います。ただ伸ばすだけでは痛みが強く辛い場合が多いので、水の入ったペットボトル500ml程度を用意し重りにします。

重りにより筋肉を使い、関節に軸圧がかかることで今動かせる可動域範囲内の運動で効果があります。

挙げ方は重みを感じながらゆっくりと正面の縦挙上、横からの水平挙上、肩と水平まで挙上してカラ肘を90度曲げ上下させる回旋運動の三つをおこないます。回数は各方向3〜5回程度

最後に

拘縮が強くなった五十肩は回復に時間かかかりますので、御本人のセルフケアがどれだけ頑張れるかになってきます。院における治療・施術を週に1〜2回程度、それ以外の日はセルフケアと二本立てをしっかり行う事が回復への道のりです。

治したいと思う決意をしっかり持ってやっていきましょう。